Cordaの仕組みを金融取引に組み込むとNode、Transaction、Stateはそれぞれ何に当たりますか?

Question

 Cordaの仕組みを金融取引に組み込むとNode、Transaction、Stateはそれぞれ何に当たりますか?

Answer

Node
Nodeは正確にはサーバ(オンプレまたはクラウド上)に構築されたCordapp実行環境を指しますが、ネットワーク上の取引の流れを考える際は、通信を行うそれぞれのサーバと考えた方が理解しやすいかもしれません。
Nodeには主に参加者NodeとNotary Nodeの2種類あります。
金融取引に当てはめた場合、銀行や証券会社、照合機関、決済機関等がそれぞれ参加者Nodeをもち、お互いに取引を処理します。それらの取引を監視し、2重支払いを防止するのがNotaryNodeです。NotaryはCordaネットワークが運営します。
*Notary Nodeについてはこちらをご覧ください。
*Cordaネットワークについてはこちらをご覧ください。

State
Stateとは事実を電子的に表現したオブジェクト(通貨、株、個人情報など何でも表現できます)です。
例えば、A商事の社債をB銀行がCorda上に構築した社債プラットフォームで発行し、カストディアンCが保管するケースを考えたとします。
発行したデジタル社債のStateには”発行者:B”、”所有者:C”、”金額:50万円”、”利率:0.5%”等の情報が含まれます。

Transaction:
Transactionとは、取引に必要な入力Stateと出力させたいStateを含んだオブジェクトを指します。
例えば、「B銀行が所有する社債の所有権をカストディアンに移す」のケースでは、Transaction
入力Stateには
”発行者:B”、”所有者:B”、”金額:50万円”、”利率:0.5%”

出力Stateには
”発行者:B”、”所有者:C”、”金額:50万円”、”利率:0.5%”

が含まれています。
さらにこの取引には、B銀行、カストディアンCのNode、Notary Nodeがそれぞれ署名をし、取引の妥当性を確認します。
また、例えば償還条件として「3年後に償還する」等を社債発行時に定めておくと、発行から3年後に「償還」Transactionが自動で実行されます(スマートコントラクト)

StateTransactionについてはこちらをご覧ください。

 

Created by: Riku Nakazawa

Last edited by: Riku Nakazawa

Updated: 2020/06/10

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